今晩は、夢見るピエロです。  青年Ⅱ

1%の人がいて、彼らこそ人生を謳歌できる幸運な人だろう。次の人々は気のいい40%の人たちだ。1%になれるかもと、全てを掛けて汗を流している。夢のため、犠牲も理不尽も気にしない。後の59%の人々あはれ。生きる為にのみいかされている。此れ世の仕組みなり。

ヒトは生まれて以来、否、それ以前からいつだって、弱きものは強気ものに食われてきた。あまりにも確かな理故に、誰も不思議とはおもわない。

それでもなを100年に一度、1000年に一度、自らを投げ出して

否と言う人が現れる。彼の墓にはいつだってきれいな花が、手向けられるけど、同じにはなれない。

それだから君は強くなるまで、すべてを利するが良い、情けは無用と心えよ。そして君、力を得たら、強者らしく憐れみを以って、少しの弱々しき人々を救いあげてほしい。より強き者が、より弱き者をたすけることは、多分君の機嫌を損ねまい。

    何故なら君は、もうホモサピエンスの王なのだから。